初リリース日: 2021年2月26日
販売元:スクウェア・エニックス
ブレイブリーデフォルト2をクリア。
難易度カジュアル。
ストーリークリアまで50時間ほどでした。
総合評価
評価:名作
ジョブシステムを活用するバトルの面白さはそのまま。
今作では装備に重量の概念が加わり戦略の幅が広がりました。タンクを作って打たれ強いパーティが作れるようになったところは目新しさもあり面白かったです。
心配していたシナリオは終始安定してました。そのことが何よりもうれしかったです。
メインストーリーと主人公たちのエピソードが絡むサブクエストはかなり凝っていたと思います。
ストーリー全体としても予想外の展開も多く、興味が尽きませんでした。
ゲーム音楽も珠玉の出来でした。
物語が進むごとに熱くなるバトルBGMは耳に残るインパクトがありました。初代に負けず、今作のBGMも定期的に聞きたくなる中毒性があります。
これは続編が出るだろうなと感じさせる完成度の高さでした。
ジョブシステム
今作では装備の重量が新しい要素として加わりました。重装備にしてタンクとして守りに徹することもできれば、軽装にして手数で勝負することもできます。
戦略の幅が増えて悩みどころが増えましたが、試行錯誤する時間が楽しいゲームなので今回の新要素は良かったんじゃないかと思います。
どのジョブもそれなりに強いので色々な運用が考えられます。
個人的に思い入れが深いのが赤魔導士。
3章では赤魔導士にしたエルヴィスの連続魔が猛威を振るい、ボス戦が毎回楽しかったです。
4章以降は大器晩成型の獣使いとすっぴんがメインでした。
全体的に見ると物理アタッカー優位で魔法職はやや控え目な印象的。
もう少し魔法使いに活躍の場があれば・・・というのはちょっとした不満としてあるかもしれません。
隠しジョブを取ってからは色々と別世界になります。試練をクリアして更にパワーアップさせることもできますが、その頃になると倒すべき敵がいないのはジレンマでした。
シナリオ
ブレイブリーセカンドをプレイしたのでシナリオ面を心配をしていましたが、杞憂に終わりました。
テキスト周りを含めて手堅く作られていて、世界観を損なうような話しはありませんでした。サブクエストでのキャラクターエピソードの深掘りも良く練られていて楽しむことができました。
前作までをプレイしてきたプレイヤーの妖精への疑念を逆手に取っているところなど感心するところも多かったです。
初代BDのような衝撃的な展開はなかったものの、予想の斜め上のストーリーも多く、最後まで楽しむことができたと思います。
ボリュームとしては調度いいかなと思いました。
願わくば、もう1章追加してエルヴィス関連のエピソードがあれば良かったのになと思いました。
サブクエストの一覧が見れない
マイナスポイントはそれほどありません。
強いて言えばサブクエストの一覧は欲しかった。
クリアしたものと未クリアのものをチェック出来たら良かったのになと思いました。
もう一つはロードが重くてフリーズしたかもしれないとヒヤヒヤする場面が何度かあったことでしょうかね。
三つのエンディング
ブレイブリーデフォルト2では真エンドを含めてエンディングが三つありました。
一番印象的だったのは妖精村での2回目のエンディングですね。
今度こそやったか?みたいな雰囲気からの急転直下。
エルヴィスとアデルの告白大会と予想外の連発でここら辺はかなり盛り上がったなと振り返ってみて思います。
次回作への期待
ブレイブリーセカンドで終わったものと勝手に思っていたので、IPが復活するという貴重な体験ができました。
せっかく「セカンド」を無かったことにしてまで「2」を出したんだから、やはり「3」は出して欲しいよなあと勝手に思っています。
手間はかかるかもしれませんが、ナンバリングごとに世界観を一新する方がいいのではないでしょうか。
「3」とはいわず、「4」「5」と続いてほしいので、その方がいいんじゃないかなと思います。