初リリース日:2020年3月2日
開発元:スクウェア・エニックス
プレイタイムは25時間くらい。
去年の年末にエアリスと再開するところまで進めて挫折しましたが、まさかのフリプ化ということもあって再挑戦しました。
総合評価
評価:良ゲー
スクエニの本気が見られる作品。
FF7のサイバーパンクな世界を現在の技術で完全再現していて、グラフィックは期待通りの出来で素晴らしかったです。
キャラクターの掛け合いもテンポが良くて好感触。アバランチメンバーとの会話が増えたのは嬉しいポイント。
自称クラスファーストの主人公クラウドは相変わらずカッコよく、アクション寄りになったバトルは爽快でした。
不満点としては一本道が続くところですね。サブクエストはあるものの探索を楽しむという感じではないので、やや窮屈な感じがありました。
また、分割商法の影響でスッキリしない終わりなので、クリアしても達成感がないところが何より残念でした。
バトルスタイル
戦闘はアクション寄りに。
とはいえ、昔ながらのユーザーの為に「クラシックモード」というコマンド式のスタイルでも遊べるようになっています。
使う人は少なそうですが、個人的にはありがたい仕様でした。
バレット、ティファ、エアリスもバトルメンバーとして操作できます。
特にバレットを操作して銃を乱射するのが予想外に楽しくてハマりました。「アンガーマックス」を使って集中砲火を浴びせるのが爽快でゲームを続けるモチベーションになりました。
挙動が軽く速攻ができるティファ、空中の敵に強いバレット、魔法ならエアリスとパーティメンバーの役割分担も分かりやすいです。
操作キャラクターの変更もスムーズなのでバトルはストレスなく楽しむことができました。
オリジナル要素の追加
リメイクにあたって追加要素も。
Chapter4のバイクレースではソルジャークラス3rdのローチェが登場。
物理法則を無視したバイクの走りと雷攻撃で苦戦することに。ローチェは神羅兵たちの悪評もあってインパクトのあるキャラクターでした。
バイクゲームは後でもう一回あるのですが、当たりの判定がシビアで鬼門でした。
シナリオ面でもアバランチのメンバーのジェシー、ビッグス、ウェッジとの絡みが増えて面白みが増しています。
物語の分岐
終盤では物語が分岐してオリジナルストーリーが展開していきます。
クライシスコアのラストバトルでザックスが生き残るというIF展開は特に面白く感じました。ここら辺がどう絡んでくるのかは楽しみです。
セフィロスの意図は良く分かりませんが、この星が何かに飲み込まれそうになっているので何とかしたいみたいなところでしょうか。
場合によってはクラウドとセフィロスの共闘みたいな展開もあるのかなと少し妄想しました。
分作というのは気になるところ
何だかんだで面白いのですが・・・分作というのは気になるところ。
本作の終わり方だと、2作目からはオリジナルのストーリーをなぞる感じでは無さそうなので楽しみですが、シナリオ書くのに時間がかかりそう。
無駄に長びいた割に凡作だった新劇場版エヴァンゲリオンのようになりそうでやや心配です。
次回作は2022年頃には出るのでしょうが、できるだけ早く出して欲しいところですね。