【レビュー】救国のスネジンカ

低価格で遊べるのでコスパのいいゲーム。
救国のスネジンカ:Sentinel Girls2は、前作『溶鉄のマルフーシャ』の魅力を受け継ぎながら、ゲームシステムや戦略性を発展させた続編。
基本は前作と同じで、迫り来る敵から拠点を守るディフェンスシューティング。
ですが、武器やガジェットの選択、仲間の運用、強化カードの購入などによってプレイスタイルが大きく変化するので戦略の幅が広がりました。
単純に敵を撃ち続けるだけでなく、その場の状況に応じた立ち回りを考える楽しさがありますね。
前作からさらに質が上がったドット絵がいいですね。
戦争と貧困、国家による管理や搾取といった重いテーマが描かれており、プレイヤーは日々の給料から税金や各種控除を差し引かれながら生き抜かなければなりません。仲間たちとの交流イベントは短いながらも印象深く、それぞれの事情や価値観が垣間見えるため、周回を重ねるごとに世界への理解が深まっていきます。明るい雰囲気の作品ではありませんが、そのぶん登場人物たちの日常やささやかな希望が心に残ります。
一方で、全てのエンディングやイベントを回収しようとすると何度も周回することになるため、人によっては作業感を覚えるかもしれません。
ストーリーに救いがないのは相変わらず。
しかしながら、そのような厳しい世界だからこそキャラクターたちの生き様が際立っており、単なるシューティングゲーム以上の余韻を残してくれます。
結論として、救国のスネジンカ:Sentinel Girls2は、短時間で遊べる手軽さと、周回するほど見えてくる重厚な物語を両立させた良作といえるでしょう。
前作、溶鉄のマルフーシャをプレイした人なら買いですね。
ディストピア作品が好きな人にもおすすめできる作品であり、可愛らしい見た目からは想像できないほど考えさせられる物語と高い中毒性を持った一本です。

