『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、1993年の名作RPGを現代向けにフルリメイクした作品です。
発売前は「サガらしい難解さは残るのでは」という声もありましたが、実際にはシリーズ経験者からも新規プレイヤーからも高く評価され、Metacriticでは機種ごとに80点前後、Steamでも「非常に好評」を獲得しています。
本作最大の魅力は、数千年にわたって皇帝が世代交代を繰り返しながら帝国を発展させ、七英雄との戦いを描く唯一無二のシステムです。
普通のJRPGのように一人の主人公を育て続けるのではなく、皇帝が戦死したり年代ジャンプが発生したりすると、新たな皇帝へと歴史が受け継がれていきます。
プレイヤーによって皇帝や仲間、攻略する地域や年代が変化するため、自分だけの帝国史を築いていく感覚を味わえます。
未プレイプレイヤーはこの世代交代システムに最初は戸惑うかもしれません。
ただ、成長していく仕組みを理解すると序盤の選択が数世代後に影響する点や、キャラクターではなく帝国を育てる面白さなど他のRPGにはないゲームデザインを楽しめるようになるでしょう。
戦闘はシリーズ伝統の「ひらめき」「陣形」「技」「術」を残しながら、タイムライン表示や連携システムなどが追加され、原作よりも格段に分かりやすく進化しています。
敵は決して弱くありませんが、陣形を変えたり耐性装備を整えたりすることで戦況が大きく変わるため、しっかり考えて戦う楽しさがあります。
ボス戦は厳しいものもありますが、陣形の変更・事前の準備・閃きなど戦略で打開できるところも評価されてしかるべきでしょう。
一方で、「欲しい技がなかなか閃かず粘ることもある」「サガらしい運要素は残っている」という意見もあり、昔ながらのゲーム性もしっかり受け継がれています。
ストーリー面では、七英雄の過去や人間関係が大幅に補完され、オリジナル版よりも感情移入しやすくなりました。
単なる世界征服を企む悪役ではなく、それぞれに理想や悲劇を抱えた存在として描かれており、終盤の展開やラストシーンの印象は原作以上という評価も少なくありません。
海外レビューでも、「30年前の名作を理想的な形で現代へ蘇らせた」「サガシリーズ最高の入門作」「自由度と遊びやすさを見事に両立したリメイク」と高く評価されています。
特に遊びやすさの改善が高く評価されており、「クエスト誘導やオートセーブのおかげで昔よりずっと遊びやすい」「原作の魅力を損なわず快適さだけを大きく向上させた理想的なリメイク」という声が目立ちます。
総じて、『ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン』は、原作への敬意と現代的な快適さを見事に両立したフルリメイクです。
自由度の高い冒険、何世代にもわたる帝国の歴史、歯応えのある戦闘、そして七英雄の悲劇を描く物語が高い完成度で融合しており、シリーズ経験者はもちろん、サガを初めて遊ぶ方にもおすすめです。