いけにえと雪のセツナ、ロストスフィアでお馴染みの Tokyo RPG Factory。
評判は芳しくありませんが、個人的には好きなスタジオです。
3作目となるも鬼ノ哭ク邦もプレイしてストーリーをクリアしました。
クリアまで10時間くらいでした。ゆっくり追えば20時間くらいはかかりそうです。
総合評価
評価:微妙ゲー
もっさり感は少しあるものの、中毒性のあるアクションゲームでした。
今までのコマンド式を捨ててアクションに。個人的にはセツナシステムは好きだったので継続して欲しかったのでやや残念。
ただ、やりようによっては程ほどの無双感があって楽しいのではないかとも思います。
ストーリーは輪廻転生の世界という独特な内容。
設定は面白いですが、あまり生かし切れずに幕切れしてしまった印象です。
あと、アクションゲームやるならBGMにもっと力を入れて欲しかったなと思いました。
アイシャ一択でクリア
本来は何人かの鬼ビ人を育成しながらじっくりやることを想定しているのでしょうが・・・結局、鬼魂のドロップが微妙に渋いので人数を絞った方が攻略が楽に感じました。
私はアイシャだけで進めるという極端なやり方でプレイ。
思っていたより良くできている印象で、アクションには結構はまりました。
攻略サイトなどでも言われている通り・・結局、最初に手に入るアイシャが一番使いやすいです。
一人に絞った分、手間はかかりませんでした。
アイシャの育成自体は楽しかったです。
スキルは疾風剣、鳳凰落月、裂空閃、天地神名の構成で最後まで進めました。アイシャは×コマンドが回避になるのも操作しやすさの一因かと思います。
アクション下手なヌルゲーマーなので難易度easy。
それでも、何度かボス戦で負けてゲームオーバーになりました。ですが、心が折れるほどではありませんでした。
一人に絞ったのでスキルが早い段階で揃って操作に迷うところがなかったというのが結果的に良かったのでしょう。
クリアしてから他の鬼ビ人を試しましたが、ディーアの全方位の攻撃とかも良いですね。
二人くらいは育てた方が効率が良いのかもしれません。
物語にサプライズが欲しかった
主人公のカガチと黒夜叉の関係はPVを見るだけで予想がつくものでした。
物語の展開においては特にサプライズはありませんでした。
リンネの正体は物語の転であり結にも当たる重要な話でしたが・・・あまり凄みを感じませんでした。
前作ではじっくりテキストを読んで物語に浸れました。それはコマンドRPGだったからなのかもしれません。
ジャンルが変わってしまったことで、物語への没入感が無くなった。
いまいち世界観に入り込めず、全てが薄い印象のままエンディングを迎えました。
やり方によっては面白いゲーム
このゲームの良くないところは育成がやや渋いところだと思います。
ある程度鬼ビ人の技やスキルを解放できれば無双ゲーのような爽快感は出てきます。
ただ、そこまで行く前にモッサリした挙動が嫌になって止めたくなる・・・というのが低評価レビューになる大きな要因です。
なので、本編クリアまでは使う鬼ビ人を2人までに絞り込むというのがこのゲームを楽しむ最適解のような気がします。
4つ枠があるので4人使おうとするとグダグダになると思います。
個人的なお薦めはアイシャ全振り、もしくはアイシャとディーアです。
値段的にはフルプライスだと微妙です。
パッケージ版は早い段階で値崩れして2,000円前後になっています。それくらいの元は取れるアクションなので、コスパとしては悪くはないと思います。