初配信:2020年10月1日
販売元:ライドオンジャパン
発売記念10%オフに釣られて購入。
スイッチ版は2020年10月1日、PS4版は2021年1月15日から配信されています。
総合評価
評価:良ゲー
シュミレーションRPGの新作というだけで十分にありがたい。
バトルシステムはタクティクスオウガっぽいターン制のシュミレーションRPGです。
今作ではブレイズエクシードというキャラクターごとの必殺技が加わって戦略の幅が広がりました。また、アクセサリーで騎乗できるので重装備のキャラクターでも前線に出しやすくなっています。
バトルは後半に入ると戦略を練らないと倒せないボスがいたので、歯ごたえのある調整になっていると思います。
ストーリーは分岐点から2つのルートに分かれています。
どちらについても、いわゆる王道のシナリオでした。
操作性についてもブラッシュアップされており、前作よりも快適にプレイできるようになっています。特にワンボタンでAIモードに切り替えができるのが便利でした。
ルート分岐
今回もストーリー分岐あり。
ルート分岐のタイミングは7章という点は前作と同じでした。
冒頭から移民問題が取り上げられていることもあって、前作と比べて世界観はちょっと重めに感じました。
傭兵部隊のキャラクターたちは親しみを持てるキャラクターということもあって、今回もどっちにするか悩みました。
Kルート
初プレイでは分岐点からKルートに進みました。
将軍の軍門に入りお家再興を目指します。
主人公のレスター、神官のダルトン、ナイトのジェイク、アーチャーのパメラの4人がバトルメンバー。
傭兵団の時よりも少人数になり、やや心細い戦いを強いられます。
ジェイクをタンク役にして敵を足止め、パメラの弓で削る。奇をてらわず、オーソドックスな戦いで中盤を過ごしました。
Kルートでは終盤でやたらと難易度が高いバトルがあって苦戦しました。
2度のリセットを経て3度目の正直でクリア。
こっちの攻撃がほとんど通らなくて削り切れないというのが原因だったので・・・スキルの見直しを皮切りに属性付きの武器をパズルピース交換したり、ショップで攻撃アイテムを買いまくるというベタな対策をやりました。
マーセナリーズウィングスではリセットすることは無かったので、前作よりも歯ごたえがあるように感じました。
対策を考える時間こそSRPGの醍醐味みたいなところもあるので、今回の調整は良い感じかなと思います。
物語は家の復興を選んだレスターと傭兵団を引き継いだアルヴァの擦れ違いを軸に展開。サブタイトルの黎明の双竜の話はこちらのルートで明かされます。
努力・友情・勝利と少年漫画の王道を行くストーリーなので最後まで激熱でした。
KルートのMVPはジェイクですかね。
挑発で敵を引き付けるチームの壁として最後まで戦ってくれました。会話パートでも気さくで懐の広い大人という感じで好印象でした。
Mルート
2周目はMルート。
将軍の要請を断って傭兵団を継続。
レスター、ダルトン、アルヴァ、コニー、メリッサをそのまま使っていくことになります。
途中から加入するメンバーがKルートとはかなり違うので割と新鮮な気持ちでプレイできました。
2周目なので難易度の純粋な比較というのはできませんが、終盤のボスはかなり手強かったのでこちらのルートもKルートと同じくらい歯ごたえのあるバトルになる感じかと思います。
物語もKルートとは全く違う展開で楽しめます。大臣の陰謀や鉄仮面の正体など気になる話も多く、最後まで興味が尽きませんでした。
KルートのMVPはメリッサでしょうか。
属性耐性を落とすことができる「カラミティルーン」が使い勝手が良いですね。
終盤のボス戦では彼女のブレイズエクシードにかなりお世話になりました。属性値がマイナスなら大ダメージが通る上級職の魔法と相性が良いスキル。
カラミティルーンをボスに使ってからの魔法と属性武器攻撃がメインのダメージソースでした。