発売日 : 2021年10月14日
販売元 : ライドオンジャパン
任天堂スイッチ版を配信開始記念10%OFFに釣られて購入。
1周目イージー、2周目以降ノーマルでプレイ。
全ルートクリアまで約35時間でした。
総合評価
評価:良ゲー
マーセナリーズサーガ第6弾。
ドット絵の動きが滑らかになり、UIもより快適になりました。
タクティカルシュミレーションとしては標準的なコマンド式なので操作には比較的早く慣れることができると思います。
あまりこういったタイプのゲームをプレイしないという人にもマーセナリーズリバースはお勧めです。
戦闘では背面・側面からの攻撃のダメージが通りやすいので、ユニットの立ち位置が重要。
また、リバースエクシードという強力なスキルをどのタイミングで使うかも戦略のポイントになってきます。
リバースエクシードは回復不能付与やパーティ全体蘇生などキャラクターごとに全く効果が違うので、ボス戦や劣勢の時など苦しい局面で大きな助けになります。
マーセナリーズリバースはストーリー分岐があって、複数の物語が用意されています。
全ルートをクリアしようとすると結構なボリュームで、周回するプレイヤーのためにEXバトルも用意されているので、かなりガッツリ遊ぶことができます。
ルート分岐
アーヴィンの過去とキラ王女の未来・・・どっちを選べばいいのか。
今回も結構悩みました。
ルート分岐は7章と予想していたのに一向に選択肢が出てこないので、一本道に路線変更したのかな?と考えながらプレイしていました。
予想が外れてどうなるか分からなかったので、分岐に至るまでの道のりも結構楽しかったです。
共通ルートではタンクとメインアタッカーを主人公アーヴィンにやってもらって、もう一枚の前衛を攻撃も回復もできる王女キラに担当してもらいました。
槍を持たせたレナードを前に出すのもいいのですが、弓の使い勝手の良さを考えるともったいなくて気が引けてしまいました。
共通ルートの編成メンバーはアーヴィン、アナスタシア、リッキー、キラ、サイラス、レナードの6名。
各ルートで更に2人メンバーが追加される形になっています。
Sルート
1周目はSルートを選択。
レジスタンスと共に王城攻撃に参加するルートです。
アーヴィンの個人的な話にも興味があったのですが、何となくレジスタンスだけだと返り討ちにされそうでついついこっちを選んでしまいました。
ストーリー的には一番スタンダードな展開で、誰が仲間になるかは読みやすかったですね。
SルートのMVPはアナスタシア。
特級職エージェントになると覚えられるスキルに使い勝手が良いものが揃っています。
最大値まで上げた「砲撃要請」は火力が高い上に攻撃範囲が広いのが特徴。
地味ですがアイテムの販売価格が安くなる「値切り」が有能スキルだったりします。
1周目は金欠になりがちなので、このスキルのおかげで道中が少し楽になりました。
Dルート
デズモンドと決着を着けるルート。
仲間になるメンバーがSルートと違うのですが、予想していたのと違うキャラクターだったので少しテンション上がりました。
王国の決戦をほったらかして私情に走るルートなので、こっちの方が揉めます。
ラスト2ステージは厄介で、個人的にはSルートより厳しい場面が多かったです。
魔導兵器の攻撃反射スキル、ADVアップに何度も泣かされました。
ラスボスも回避率が上がった状態だとリバースエクシードすら当たらないことがあって結構焦りました。
DルートのMVPはキラ。
上級職クイーンが覚える聖属性魔法「サンクチュアリ」が強力です。
「アンブロシア」でMATを上げておくとゴーレムが一撃で済むので助かりました。
また、クイーンのリーダースキル「王家の威厳」の効果が敵から反撃されないというものでバトルをかなり楽にしてくれます。
終盤は敵の反撃でも結構ダメージを食らうので、いつもキラをリーダーにしていました。
Tルート
周回して15章をクリアすると第3の選択肢が出現。
クリア引継ぎデータで進めることが条件みたいで、両方のルートをクリアしないといけないという訳では無いようです。
追加で仲間になる2人はピーキーなスキルを持っているので、思い切って攻めに出る機会を増やすことができました。
スキルの生かし方を考えて試行錯誤することも多くあって、色々な戦い方ができるこのルートは楽しかったです。
TルートのMVPはリッキー。
ラスボス戦では状態異常に苦しめられたので「エリアキュア」を使える回復担当のリッキーが大活躍しました。
何度かリッキーが状態異常で動けないことがあって、万能薬が尽きるのが先か削り切るのが先かみたいになってしまってハラハラしました。
結構ボロボロの状態になって不甲斐なかったのですが、何とか初見でクリアできたのでOKとしたいところです。
全ルートの中でラスボス戦の攻略に一番時間がかかったのがTルートで、物語の締めくくりということもあって歯ごたえのある内容でした。