【レビュー】幻影異聞録#FE Encore【クリア感想】

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ゲームレビュー
タイトル:幻影異聞録♯FE
開発元:アトラス
発売日:2020年1月17日
対応ハード:任天堂スイッチ

幻影異聞録#FE Encoreをクリア。グッドエンディングを見ました。

クリアまで37時間。かなりボリュームのある作品。

物語的のベースはファイアーエムブレムですが、中身はペルソナでした。

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総合評価

評価:名作

愛のあるリメイク。

原作の良さをそのままに、バトルの高速化と連携の爽快感を上げています。リメイク作品として申し分のない出来だと思います。

ブラッシュアップされて爽快感が増したバトル
サイドストーリーをこなす程に面白くなっていくペルソナライクな作り
多彩な曲と衣装などボリュームがあって最後まで楽しめる

バトルはコマンド式なので安心してプレイできます。

弱点を攻めるバトルやサイドストーリーの展開などはペルソナシリーズに通じるものがありました。

ストーリーも安定して面白く、終盤はきっちりファイアーエムブレムの物語を絡めて綺麗に終わらせています。序盤の唐突な展開は気になりますが、それ以外は申し分のないシナリオだと思います。

難易度はイージーがあるのでヌルゲーマーでも何とかなりました。全滅するとフレンドリーモードというもう一段下のモードを設定できるようになります。

3Dキャラは少し古さを感じますが、許容範囲内。個人的にはTOPICSの文字が小さいのが気になるところでした。

期待の遥か上の出来で満足度が高かったので評価を名作にしました。JRPGファンなら楽しめると思います。

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「飛び入りサブキャスト」で一気に楽しくなるバトル

マップ上で敵ミラージュと当たるとバトルスタート。

迷っている時に敵に囲まれることも多かったり。ここら辺はペルソナ3を彷彿とさせる感じです。エンカウント率を下げるヨケヨケスプレーが便利でした。

バトルはペルソナ方式で弱点を突けば追加攻撃ができます。序盤は弱点属性をひたすら攻める感じでやや地味。

ですが、「飛び入りサブキャスト」を仲間が覚えると一気に面白くなります。弱点属性で攻撃するとサブメンバーも攻撃に参加。コンボ数が増えて爽快になります。デュオ攻撃を挟めば更にコンボ数を上げられるようになります。

Encore版では最終的にチキ、舞子、パリィも攻撃に参加してくれるようになります。正に総攻撃といった感じ。コンボ中の仲間の掛け合いも子気味良いです。

サイドストーリークリアでバトルが優位になるペルソナライクな作り

サイドストーリーはバトルに参加する仲間全員にあります。キャラクターごとに三段階のストーリーが用意されていました。ペルソナでいうところのコミュやコープのレベル上げのような感じですね。

メインの話ではありませんが、クリアするとバトルで優位なスキルが手に入るので見逃せません。ストーリーを進めることで仲間のことがより理解できるというのはペルソナシリーズと同じで、段々とキャラクターのことが好きになってきます。

サイドストーリーをこなすとバトルが優位になるところもペルソナライクです。特にデュオアーツは強力で特殊演出と歌でバトルを更に盛り上げてくれます。

ファイアーエムブレムの物語との融合

ひたすら歌や演技、番組出演の繰り返しで本来の目的を忘れてしまいがちではありますが、サイドストーリーでのキャラクターの演者としての成長は見ていて楽しいものでした。

最後に今までの芸能活動が世界を救うカギになる展開は無理がなくて良いシナリオだなと感じました。

ファイアーエムブレムの物語をきっちり組み込んで綺麗に完結します。やや唐突な序盤の展開を除けばストーリーはしっかりしていて安心感がありました。

マスタープルフ集め(鍵付き宝箱)

個人的に一番の難所はマスタープルフ集めでした。

マスタープルフを使うとクロムやシーダなどのミラージュをクラスチェンジさせることができます。

マスタープルフは「鍵付き宝箱」に入っていることが多いので各地で鍵を集めておく必要があります。ですが、中盤まで勘でプレイしていたので鍵が全く足りませんでした。

救済措置ではないですが鍵開けのスキル習得イベントがあって助かりました。ただ、クリアするにはシャードを大量に集める必要があって苦労しました。

シャードはブルームパレスの「捕囚の回廊」の4隅を周回で増やしました。ワイルドエネミーを倒してもシャードが貰えるので挑戦しましたがワイルドエネミーは気を抜くと全滅する強さなので結構疲れます。

ワイルドエネミーは霧亜のスペシャルパフォーマンス「パステルアワー」が有効。敵が混乱・睡眠状態の間に数を減らす方法でなんとか勝つことができました。ただ、こちらのレベルが上がるとワイルドエネミーも強力になるので最後まで苦手でした。

物語を盛り上げる多数の曲と衣装

オープニングを飾る霧亜の「Reincarnation」を始め、中毒性の高いエレオノーラと翼のデュオ曲「ドリーム☆キャッチャー」などストーリーを進めるごとに新曲が物語とバトルを盛り上げてくれます。

Encore版では翼と霧亜のデュオ「She is…」の追加でさらに豪華になっています。キャラクターごとに複数の持ち歌があるので最後まで飽きずに楽しむことができました。

それに加えて、衣装もかなりの数があります。ANZUで購入できるものでもかなりの数になりますが、新ダンジョンの希望の幻想領域でEncore版での追加衣装も手に入りました。

衣装変更でかなり見た目が変わるので、気分転換になります。

もっと評価されてほしいと思う名作

序盤は少し退屈でしたが、ストーリーを進めるとバトルの面白さが理解できて、もっとプレイしたいと自然と思うようになりました。

ブラッシュアップに成功して良い作品に仕上がっています。

JRPGファンなら是非プレイしてほしい、イチオシの作品です。

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PS4じゃねーか