Sea of Stars

Sea of StarsはカナダにあるSABOTAGE STUDIOが作ったJRPGライクのゲームです。
雰囲気は全体的に見るとクロノトリガーっぽい感じでした。
また、街中・フィールドのドット絵の作り込みには目を見張るものがあるので、これだけでも十分に楽しめます。
キャラクターデザインが洋風アニメ調ではありますが、ドット絵の美しさ、テンポの良い戦闘、そして心地よい音楽が合わさって、懐かしさと現代的な遊びやすさを両立した作品に仕上がっています。
物語は太陽と月の力を備えた「至点の子」呼ばれる二人の主人公を中心に進み、世界を脅かす存在に立ち向かう王道ファンタジーです。
展開自体は比較的ストレートですが、仲間たちとの掛け合いや旅の雰囲気づくりが丁寧で、最後まで気持ちよく遊べました。
戦闘はコマンド式をベースにしつつ、タイミング入力や敵の行動阻止システムが加わっているため、単調になりにくいのが特徴です。
また、タイミング良く操作することでダメージをアップさせる要素があります。
ボス戦では大ダメージを与えられるコンボをどの場面で使うかが重要な要素になりそうです。
雑魚戦に時間がかかりすぎのが難点でしょうか。
探索面も魅力的で、フィールドを自由に動き回れる感覚や、後半で移動手段が増えていくワクワク感は昔ながらのRPGらしい楽しさがあります。
料理システムやミニゲームなどの寄り道要素も程よく、旅をしている感覚を強めてくれます。
ストーリーは王道ではありますが、悪く言えばなんとなく先が読めるものでした。
ちょっと、そこら辺は残念でしたね。
戦闘もテンポは良いですが、後半になるとややパターン化しやすく、難易度は全体的に控えめかなとも思います。
ヌルゲーマーとしてはちょうどいいと思うのですが、ちょっと物足りないという人もいるかもしれません。
とはいえ、本作の最大の魅力は旅をしている心地よさにあります。
美しいドット絵の世界を冒険し、音楽に浸りながら進む体験ができるというだけでも十分価値があるのかなと思います。
懐古趣味に寄りすぎず、現代のプレイヤーでも遊びやすい調整がされているので、昔のJRPGの雰囲気を今の環境で楽しみたいという方におすすめです。

