初リリース日: . 2022年 9月15日
販売元: コンパイルハート
PSPLUS プレミアムのトライアルをプレイ。
約6時間をプレイしてのレビュー。
総合評価
評価:良ゲー
シュミレーションRPGの新作ということで甘めの評価かもしれません。
スタンダードなタクティカルシュミレーションで、敵味方双方が強化されるエリアがあるのが一つの特色になっています。
バトルの操作はいたって普通で、取っ付きやすいゲームです。
前作を知らなくてもストーリーが分かる親切な作りになっているので、この作品からスタートしても特に問題はないように思えました。
良かったところ
バトル
歌姫の歌「フェアリーアリア」で範囲内の味方を強化できるのが特徴。
また、敵側の「フェアリーアリア」と重複する部分で戦うとダメージの幅が更に高まるようになっています。
ハイリスク・ハイリターンなので、どこら辺を緩衝地帯にするかを考えるのはなかなか楽しいです。
ダメージの倍率が高いゾーンを作るというのはちょっとした新境地で、単調になりがちなシュミレーションRPGの進化の一つとしてはアリじゃないかなと思いました。
BGM
敵・味方二人の歌姫のダブルボーカルは本作最大のこだわりポイントになっています。
楽曲の組み合わせによってはとても綺麗なハモリが聞けるので、そういった部分がゲームを続けるモチベーションの一つにもなりました。
悪かったところ
今回の目玉「フェアリーアリア」に引っ張られ過ぎている点が気になりました。
味方の歌姫(フルール)が歌い出すと、バフの効果範囲表示でフィールドが緑だらけになり、
敵側の歌姫(グラース)が歌い出すと、同じく紫だらけに。
バトルフィールドが見づらいです。
基本的にこのパターンだけなので早々に飽きる人もいるかもしれません。
ボス戦のみ敵側の歌姫が登場するみたいな調整の方がメリハリが付いて良かったのでは?と個人的には思いました。
さいごに
オーソドックスな作りのゲームなので、シュミレーションRPGファンなら購入の選択肢に入れてもいいんじゃないかなと思います。
バトルについては新規要素を活かそうとし過ぎたところが足を引っ張っているのかもしれません。
メインストーリーはボイス付きの紙芝居ですが、相変わらずの明るくばかげたノリで良いと思いました。