うたわれるもの 散りゆく者への子守唄の感想。
クリアまで20時間でした。
総合評価
評価:良ゲー
リマスターで戦闘パートのグラフィックや操作性が向上しました。PSP版はロード時間がやや気になりましたが、今回は全く気になりませんでした。
続編とのつながりも含めて興味深いストーリーで最後まで楽しめました。
バランスよく仕上がっていて、終始ダレることはありませんでした。続編を先にやってしまってオチが分かっていても会話劇が楽しかったです。じっくり楽しめる良いソフトでした。
仲間になるキャラクターの魅力
主人公のハクオロさんとエルルゥ、アルルゥ姉妹。序盤はやや頼りないメンバーですが中盤で一気に仲間が増えます。
ウルトリィ、カミュが加わり華やいできて、知らぬ間にカルラが仲間になって大所帯に。
男衆もベナウィ、クロウが思っていたより早い時期に仲間になりました。戦闘はオボロ頼みでしたが、使えるメンバーは多くて楽しかったです。
会話劇も仲間が増えるごとに意外な絡みがあって、ゲームを継続するモチベーションになりました。
バトルパートの進化
バトルパートは「偽りの仮面」、「二人の白皇」を経てパワーアップ。
バトルはシュミレーションRPGになっていて、移動とアタックをコマンドで指示していくスタイル。
この点はオリジナルから変わっていません。
ですが、PSP版と比べるとキャラクターモデリングは綺麗になり、UIデザインなども洗練されています。
これまでのノウハウを生かして正当に進化したコマンド式RPG。
連撃や協撃、必殺技などの描写も見ていて楽しく、終わりまで飽きることがありませんでした。
クリア感想
終盤になって一気に謎になっていた世界観の設定が解き明かされました。これはSF作品の醍醐味ですが、見ていて気持ちよかったです。
ムツミはどうやってカミュに戻るのかは気になるところでした。しかし、割と本人からあっさり返してくれたので拍子抜けでした。
主役が封印されるというバッドエンドのような展開。最後はしんみりとした終わり方でした。
エルルゥは輪っか(マスターキー)を持っていることからミコトの直系の血族なのでしょう。ハクオロさんとの出会いは偶然だったのか・・・というのは気になるところです。
また、クオンの実の母親であるユズハについて知ることができて良かったです。偽りの仮面や二人の白皇ではあまり触れらませんでした。そういった点でも散りゆく者への子守歌をやって良かったです。