ブレスオブファイア4うつろわざるもの

2026年4月2日にSteam版のブレス オブ ファイアIVがリリースされたのでレビューを書いておこう共います。
ブレス オブ ファイアIVはあってもⅢはないんですよね。
最初はGOG.comで配信されたみたいで、どういう事情なのかはさっぱりわかりません。
でも、とりあえずPCでプレイできるようになったのはひとえに良いことです。
物語は行方不明になった姉を探すニーナたちと、記憶を失った少年リュウとの出会いから始まります。
もう一人の主人公とも言える皇帝フォウルの視点が随所に描かれ、リュウとフォウルという二人の対比を通して、「人間とは何か」といった重厚なテーマが語られます。
単純な勧善懲悪では終わらない物語は、発売から長い年月が経った今でも高く評価されているのではないでしょうか。
何かにつけてストーリーの暗さばかり取り沙汰されがちですが、主人公たちやモブキャラたちには前向きだったり、たくましかったり、底抜けに明るかったり、何考えているのか分からなかったり・・・そういったキャラクターたちがひしめいているところがブレス4の魅力なんじゃないかと私は思います。
全員ではないんですが、モブキャラの顔グラまで作り込んでいるんですね。
そういった細部にまでわたるこだわりがあるところもよいところだなと思っています。
多分、今回のPC版の配信は海外からの声によるものだと思うので、ブレス好きが日本だけにとどまらないというのはうれしいことですね。
戦闘は王道のターン制RPGですが、本作独自のコンボシステムが非常に面白く、仲間の技や魔法を組み合わせて強力な連携攻撃を発動できます。
また、戦闘中にメンバーを入れ替えられるため、仲間全員を活躍させやすく、竜変身もシリーズらしい魅力として健在です。
ブレスオブファイア3ではウォリアーセカンドが強過ぎて、ほかの竜の出番がないのが問題でしたが、本作ではどれも一長一短とバランスはとれています。
欠点もいちおう挙げておきましょう。
ストーリー重視の構成のため自由度はやや低め、ミニゲームやパズルは今となってはテンポを損なうばかりで楽しめない人も多いでしょう。
また、マップが見づらく、何度も向きを変えて立ち位置を確認するのがストレスになることも多いでしょう。
元になるPS1版が2000年に発売されたものなので、色々と面倒な部分はあります。
とはいえ、今となってはここまで作り込まれた2Dドットにはあまりお目にかかれないので、とりあえず買っておいてほしいですね。
Steam版は定価1,000円。
セールなら500円なので選択肢に入れてもいいんじゃないでしょうか。

