初リリース日: 2016年9月21日
販売元: アクアプラス
総合評価
評価:良ゲー
二作に渡る長編の山場が描かれているのでストーリーは進めば進むほど盛り上がります。
「うたわれるもの 二人の白皇」は後半の結末までを描いた作品。
2022年7月からTVアニメもやっているので、テレビ版との比較で見てみるというのもアリかもしれません。
アニメ版の利根健太朗さんの演技も良いですが、オリジナルの藤原啓治さんバージョンもまた良いものなので、これだけでもこのゲームをプレイする価値はあります。
良かったところ
ターン制シュミレーションバトル
バトルは前作「うたわれるもの 偽りの仮面」と同じターン制シュミレーション。
基本的には前作と同じですが、グラフィックが少しだけリッチになっています。
続編ということで、序盤からある程度連撃を入れられるのでバトルは少し派手にやれます。
難易度的は前作よりも難しくて、戦闘回想でレベルを上げてから挑む場面が増えました。
ストーリー
偽りの仮面の続きからの話なので、序盤はしんみりした雰囲気があります。
ただ、中盤以降はいつもの活気が戻り、楽しい会話も増えていく感じでした。
ストーリーについては、やはりクオンの動向がややこじ付けかな?といったツッコミはあるのですが、ヒロインがいないと話が盛り上がらないので仕方ないかなと思ったりしました。
「二人の白皇」の見どころは、ハクの器の大きさでしょうか。
「偽りの仮面」でのグータラの権化のようなハクとは少し違っていて、覚悟を決めた一人の人間としての彼の側面も見ることができます。
うまく言葉にできないですが、旅の中で成長したというよりはハク自身の飄々とした自由な性格が結果的に皆を救っているようにも見えるところが個人的には好きでした。
悪かったところ
ゲームとしては単調過ぎる
これは、前作と同様です。
紙芝居とシュミレーションパートのこの繰り返しになっています。
本作は全体的に緊張感がある話なので、前作のように途中で眠くなることは少ないかもしれません。
さいごに
「偽りの仮面」「二人の白皇」を合わせるとかなりのボリュームになります。
アドベンチャーパートのボリュームは圧倒的です。
その上フルボイスなので今さら買ったとしても、そんなに悪い買い物にはならないんじゃないかなと思います。