ファイアーエムブレム 万紫千紅 クリア感想

『ファイアーエムブレム 万紫千紅』のネタバレを含んだクリア感想です。
クリアまで141時間。
がっつり遊んだので満足です。
プレイした順番はカイ篇1部2部、ディートリヒ篇1部2部、セオドラ篇1部2部、レダ篇1部(2部はスキップ)、3部です。
第1部については4篇すべて楽しかったので文句なしです。
第2部は最初にやったカイ篇でものすごく苦戦しました。
これ本当にクリアできるのかと疑問に思ったり、フォトナの加護で何度も巻き戻したりしながらギリギリでクリアしたという印象があります。
二度目以降はどちらかというと内容がほぼ同じなことが気になっていて、「同じこと4回やるのか?」ということばかり考えていました。
結局、レダ篇では飽きてスキップしました。
第3部はやや肩透かしでしたね。
スカウトしたユニットも含めて全員5年後の姿でダグシオンに集まったのは壮観でしたが、ここら辺がピークでした。
バロールの娘たちの決着はここでやると予想していたので、肝心な話のほとんどが既に解決済みになっていて不完全燃焼でした。
作業量が多い上に、マップが第2部に引き続き難しかったのでシュミレーションパートは歯ごたえがありました。
必死になってやってたら、よくわからないまま終わってたって感じですね。
ストーリーに空白の部分が多いのは作り切れなかった4人の主人公の話が絡んでいるからなんでしょう。
これについては製品版でやり切ってほしいところでした。
なんだかなと思う所もありますが、エキスパンションパスに期待するしかありません。
それでも、少なくともカイ、ディートリヒ、セオドラ、レダの4篇はよくできていましたし、実際、100時間以上楽しませてもらいました。
総合的に見ると買ってよかった、楽しめたというのが感想になります。
カイ篇
カイ篇の感想

カイ篇で一番面白かったのは第6章「ハル・ハリ族との戦い」でした。
死都アム・ルーに出向いて、バロール神殿を探索する章です。
今まで謎だったカイの正体に迫る内容で印象的でした。
探索範囲も広がり、一気に真相に近づいた感じがありましたね。
次は、セオドラをアウロラ様のところに連れて行った話ですね。
カイはダグシオンにやってきて間もなくセオドラに殴れるのですが、その際のセリフが「親の顔が見て見たい」でした。
このセリフがまさかの伏線だったというのが驚きで愉快な気持ちになりました。
三つ目は最後の最後です。
アウロラ様がソレルをひっぱたくところです。
これは意外性があって好きでした。
そりゃ、お父様が悪いよって感じでアウロラ様を応援したい気持ちでしたね。
カイ篇のMVP

カイ篇で一番印象に残ったユニットはヌッツォでした。
ヌッツォは第6章「ハル・ハリ族との戦い」では敵側のボスとして出てきました。
戦闘後の会話から、この人仲間になって欲しいなとずっと思ってたのでダグシオンに現れた時は本当にうれしくて、すぐにスカウトしました。
ヌッツォはローグで加入だったので、剣を振っても強いし、弓を持たせても強いということでカイ篇では主力として大活躍でした。
頼れる助っ人というイメージで、『ファイアーエムブレム 万紫千紅』の中で一番気に入っていたユニットでした。
この人に限ってはカイを裏切ったりはしないだろうという安心感みたいなものがあって好きでした。
ディートリヒ篇
ディートリヒ篇の感想

美しい狂人ディートリヒの珍道中という感じで、本編の会話パートが一番楽しかったのがディートリヒ篇でした。
良くも悪くも自分の生きたいように生きているだけというメンバーの集まりなので、常識などは振り切ってしまっているだけにツッコミどころだらけにもかかわらず清々しいという妙な爽快感ありました。
ストーリーではバロール四姉妹の情報が多かった印象があります。
カイ篇だとソレルが君子蘭婦人(イリアナ)のことをユ・ファスと呼んでいたので、イリアナは記憶喪失だけどユ・ファス当人なんだろうと思ってました。
今回のディートリヒ篇でイリアナがソレルを騙しているということが分かって、かなり混乱しました。
次に、ファビオ関連でアガルタの話。
『ファイアーエムブレム 風化雪月』ではあくまで背景で、あまり触れられなかったところです。
人類はかつて高度な文明を築いていたことこと。
ソティスやその眷属は侵略者に過ぎない。
そうであるにもかかわらず、彼女らを神様と崇める現代の人類にも深い失望がある。
ファビオの言うことも分からんでもないですね。
人間はソティスに負けてないと言いたくなる気持ちはわかりました。
アナトリア編で「白き卵の民」のことがもう少し分かれば、大昔の人類のことも分かりそうなところなので、そこら辺はエキスパンションパスに期待ですね。
ディートリヒ篇のMVP

ディートリヒ篇のMVPはエスメラルダでした。
ブレーダッドの紋章と魔槍グラシーダの組み合わせが強過ぎました。
エスメラルダが紋章持ちで英雄の遺産まで使うとは全くの予想外で、その強さに驚かされるばかりでした。
ディートリヒの求めている強い相手はすぐ隣にいるような・・・とツッコミを入れたくなるくらい頼りになるアタッカーでした。
セオドラ篇
セオドラ篇の感想

セオドラを守る二人の忠臣と二人の若手の構成はバランスが良くて楽しかったです。
支援会話を含めて心情の変化が分かるリリアンはいいキャラしてましたね。
紆余曲折ありますが、最後はセオドラをしっかり支えてくれるところは頼もしいかぎりでした。
これまでにやった2篇との違いで言うと外伝をこなす余裕があったことですね。
ベルトランの外伝で(ブリギット王の親善試合)で火車の試練の内容が少しわかりました。
オルヘルの外伝でようやく本物のユ・ファスはオルヘルなんだなということに気づきました。
失敗したことは時間切れでディエゴを仲間にできなかったです。
セーブデータが一つしかないのにオートセーブで手動セーブが消える。
一番の敵はオートセーブじゃないか・・・と思ってました。
ここで一周目で全員集めるのは諦めました。
セオドラ篇のMVP

セオドラ篇のMVPはトビヤスでした。
重装歩兵として最前線をずっと任せていました。
斧装備でしたが、わりと外さないイメージがあってアタッカーとしても頼りにしていました。
支援会話では切れ者なのかアル中なのか、よく分からない独特な生活が見られます。
いずれにせよ、裏表のない人柄で憎めない人でお気に入りでした。
レダ篇
レダ篇の感想

レダの話は復讐がテーマなので重苦しい話ですが、その分支援会話が楽しくてバランスが取れていたという印象がありますね。
ストーリーでは、ここまでやってきた中でずっと謎だったマリアが話に絡んできて盛り上がってきたという印象があります。
幽霊馬車の話は突拍子がなくて好きでしたね。
この話が本編とちゃんとつながっていることが分かった時は感心しました。
レダ篇のMVP

レダ篇のMVPはムウでした。
ディートリヒ篇ではミカエラさんと子どもということでスカウトしました。
ムウは白魔術のクラスだったのでそのまま育成していたらワープを覚えました。
因果融合を使えば強くなりそうだと思って、レダ篇では物理アタッカーとして育成していました。
踊り子になったレダと比べると活躍度では劣りますが、大器晩成枠として色々試すことができました。
4篇のうちの最後ということで時間的にも余裕があったので、育成のことで試行錯誤することができて楽しかったのですね。
第2部 戦争篇
第2部 戦争篇の感想

第2部はとにかくしんどかったですね。
戦技使い放題とか楽しい部分もあったのですが、第1部から一気に難易度が上がりました。
天馬騎士の増援が当たり前のように毎ターンくるので早めにけりをつけないとジリ貧です。
味方のヒーラー、特にソフィアが天馬騎士に一撃でやられて天刻・・・というパターンを何度繰り返したか覚えていません。
頼みの綱はピーテル、ヌッツォ、リリアン、イニオニ、キロイカなどのアーチャーとして育てていたユニットで天馬騎士を打ち落とすのに大活躍でした。
一番苦戦したのは、第3章「塩の道を越えて」でした。
ギルキルスがボスのところです。
道が狭くて進軍しづらいところに、戦車兵と象が突っ込んでくる上に、火まで放ってくるという極悪なマップです。
はじめてやった時は、クリアできないかもしれないと弱気になったくらいでした。
全編を含めてこのマップが一番苦しんだので印象に残っていますね。
ちなみに、このマップで仲間になるネイサンは最後まで仲間にできませんでした。
第2部 戦争篇のMVP

第2部のMVPはベルトランです。
今までの4人の主人公とは何だったのかと思うくらいベルトランが主人公してましたね。
物語だけでなく、バトルパートでも大活躍でした。
終盤のダグザとライラーとの戦いではまともなダメージソースがない中、頼れるのはベルトランだけでした。
ベルトランはやっぱり強いという印象が残っただけに、この第2部のベルトランをそのまま第3部で使わせてほしかったですね。
第3部 救世篇
第3部 救世篇の感想

第3部で一番盛り上がったのは仲間の5年後の姿を確認してまわっていた時です。
ジェスターがいきなり本名と素顔で出てきて誰か分からなかったりとサプライズもありました。
このほかにも、神様たちの依頼を達成して新たな上級職を得たり、最上位職のためにダンジョン探索を総当たりでやったりと終盤らしいイベントは楽しめたと思います。
ワールドマップは苦手でした。
最大5部隊を動かせるようになるものの、操作にいまいち馴染めず、効率のよい動きはあまりできませんでした。
FEにタワーディフェンス的な要素はいらないなと思いました。
肝心のバトルについては、正直今一つでした。
第1部で戦った敵とかはいいんですが、単純に知らない、覚えがないボスキャラも多かったです。
そのせいか、いまいち盛り上がりに欠けている気がしました。
とりあえず倒しとくか・・・みたいないふわっとした感じで進めてたらラスボスまでたどり着いてしまったというイメージです。
ストーリーについては、本物のユ・ファスは誰かという話、偽物のイリアナとの決着の話はあるだろうと予想していたので、全くそういった話がでてこない展開は悪い意味で予想外でした。
ここら辺はエキスパンションパスでやるんでしょうが・・・せめて、最重要人物であるユ・ファスの物語は本編に全部入れてほしかったですね。
最後に、主人公の正体は最後まで気づかずじまいでした。
プレイ期間中はネット断ちしていたので、クリア後に主人公の正体を知りました。
そんなのどこで分かるんだって思いながらステータス画面見てたら、救世主が「ソレルの輝槍」を装備してて笑ってしまいました。
プレイ中はクレールがなんか槍を強化してくれたみたい、ダンジョンで槍がキラキラ光っててカッコイイくらいしか思ってなかったんですよね。
そんな程度なので、考察がどうのこうのを言う資格は私にはないですし、素直にエンジョイ勢でいようと思いました。
第3部 救世篇のMVP

第3部のMVPはもちろん、救世主イシュマールです。
第3部は命中率も大事になってくるので・・・斧アタッカーが軒並み使い物にならなず、ダメージソースがなくて苦戦しました。
もっと剣士を増やしておけばよかったと後悔しましたが後の祭りでした。
結局、イシュマールとディートリヒでなんとかするしかない感じでしたね。
イシュマールのブレイズアーツは最終版の切り札で、瘴気を払いつつ敵も倒せるので重宝しました。
さいごに

『ファイアーエムブレム 万紫千紅』はシュミレーションRPGの大作として期待に応えてくれたと思います。
ストーリーについては、もちろん完全ではなかったで不満はあります。
ただ、第1部の4篇が思いのほか楽しかったので元は取れたかなと思っています。
総合的に見ると、ポジティブな要素の方が勝るので甘々な評価かもしれませんが、良ゲーってことでいいんじゃないかと思いました。
